生産性革命(本田あきこ メールマガジン 2017年10月号)

先日、自民党政策懇談会に参加する機会があり、「生産性革命」が話題となりました。
この政策は、賃金上昇の流れを更に力強く持続的なものとするため、最先端のイノベーションを起こし、「生産性の向上」を革命的に実現しようとするものです。
これは、私の政治信条の柱である、科学技術による新産業創出の理念に通じるものだと感じました。
頂いた配布資料には、「科学技術力は国力に直結する」とも明記されてありました。今後の自分自身の政策の指針を頂いた気分でした。

少し前の話になりますが、平成29年1月初旬、当時の塩崎厚生労働大臣は、「厚生労働省は単なる規制官庁から、産業の育成官庁に生まれ変わる」と発言されました。
私はとても画期的な発言と思いました。こうした政策を更に進めていくことが、国家国民の生命と健康を守り、ひいては国際貢献にもつながるものと思います。

私が政治を志した原点は「薬剤師として世の為、人の為に尽くしたい。」という思いですが、生産性革命の中にそのエッセンスがあると思います。歴史を辿れば、薬剤師は街の科学者と呼ばれ、地域の健康を見守ってきました。今後、薬剤師が果たすべき役割は何か、一般の方に伝えながら、地域医療に貢献する体制を早急に整えることが必要です。

医療は様々な医療関連団体との連携によって提供されますが、患者様や地域の皆様と身近に接し、「化学と科学の距離を近づけることができるのは、薬剤師です。」と自信を持って発言できるようになるためには、どんな課題をクリアしていく必要があるのか、さらに勉強を深めてまいります。

そのためには、安定した政権与党の下、「生産性革命」を強力に推し進めることが前提になると考えます。

日本薬剤師連盟 副会長/薬剤師
本田あきこ

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