ウイルス感染拡大とかかりつけ薬局・薬剤師:本田あきこ メールマガジン 2020年4月号

緊急事態宣言後も、現場から厳しい状況を訴える声を多数いただいております。
メルマガを通して改めて深く御礼申し上げます。どの声も深刻に受けとめています。

 

自民党には「団体ヒアリング」というものがあり、各業界の切実な声を伺っています。
私の専門分野は厚生労働ですので、薬業関係者の皆さまの声をそこでも重く受けとめています。
頂くご要望をいかに政策に反映させるかが私の目下の課題と思い、国会に詰めています。

 

さて今回のメルマガは、折しも、ウイルス感染拡大に伴い、医療崩壊を起こさないために、特例でオンライン・電話診療、及びそれに伴うオンライン・電話服薬指導が認められることになりましたので、そのことに触れたいと思います。

 

オンライン服薬指導が薬機法で認められるのは令和2年9月1日からですが、今回は感染拡大防止のため、特例かつ時限的措置として4月13日に始まりました。

 

初診での利用が認められたのも非常時の特例措置です。
治療における日頃からの医師や薬剤師と患者さんとのつながりを前提とし、オンラインはそれを補完するものという位置づけです。

 

私は、このような時こそ「かかりつけ」の意義を国民の皆さまに理解していただけるのではないかと思っています。

 

医療機関を受診した後、院外の「いつもの薬局」で必要な薬を提供してもらう。
それが当たり前のことになっていればこそ、オンライン診療・服薬指導は不安なく受け入れられていくのではないでしょうか。

 

かかりつけ医と同じく、「かかりつけ薬局・薬剤師」という意識を少しずつでも社会に浸透させていくこと。
それが、適切なオンライン診療・服薬指導を可能にする。
そして最終的には、政府が進める「地域包括ケアシステム」の構築となっていけばと強く思います。

 

今この時も、感染リスクに直面しながら、医療を提供するという責務を果たすために、衛生資材に限りある中で懸命に最前線で努力をしてくださっている医療関係者の皆さまのために、私も精一杯、政治家としての責務を果たしてまいります。
日々の医療提供の現場でのご苦労に心から感謝を込めて。

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