食品ロスについて考える:本田あきこ メールマガジン 2022年9月号

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」といい、国民一人当たりが一日お茶碗約一杯分(113g)のご飯に相当する量のロスを出しています。4人家族1世帯は毎年約6万円相当の食品を捨てているとのデータもあることを皆様はご存知ですか?

「MOTTAINAI」
ケニア出身の女性環境保護活動家でノーベル賞受賞者のワンガリ・マータイさんが提唱したこの言葉は、食べずに捨てられることだけでなく、ごみとして燃やすための燃料消費や二酸化炭素の無用な排出への警鐘でもあります。

令和元年10月の食品ロスの削減の推進に関する法律の施行により、2000年度に家庭及び事業者から出る1,000トン近い食品ロス量を2030年度までに半減させるという目標が設定されました。今日までの消費者や食品事業者の理解と努力によって、食品ロス量はだいぶ削減されてきましたが、残された8年で日常どんなことができるでしょうか。

食品ロス削減に向けて事業者はフードバンク活動とも連携させた取組を強化しています。食品ロスの約半分は家庭から発生しています。この問題を「他人事」ではなく「我が事」として捉えて、買物の前に家にある食材をチェックしたり、使い切れる分だけ買うなどの取組はそんなに難しいことではありません。

私は2021年4月9日、「地方創生及び消費者問題に関する特別委員会」において、食品ロスについて質問を用意していましたが、質疑時間に限りがあり、質問できていません。メルマガを通して皆様にこの問題について理解を深めていただければと思います。
誰一人取り残さない社会の実現はこうしたところからも実現ができます。

日常のちょっとした配慮で出来ること、皆さんも始めてみませんか

「食品ロスを減らしましょう」(令和元年10月版 消費者庁)
http://honda-magazine.info/_cs?m=mag_NML&c=429&u=45

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